-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
皆さんこんにちは!
株式会社協立電設、更新担当の中西です。
~起きやすいトラブル~
ということで、今回は、現場でよく起きるトラブル事例とその背景、そして未然に防ぐための対応策を詳しくご紹介します。
電気の外線工事は、電柱や引き込み線、電力供給の起点となる重要なインフラ作業です。しかし、屋外での高所・高圧作業には常にリスクが伴い、ちょっとしたミスが大きなトラブルへとつながる危険性があります。
高圧線に誤って接触することで、作業員が感電したり、電気アークによって火傷を負う事故。
絶縁用具の不使用または破損
高圧線の電圧確認不足
安全距離の誤認識
事前の「活線確認」と絶縁用防具の徹底
2名以上での作業体制と指差し呼称による確認強化
感電防止の教育訓練を定期実施
外線工事中に既設の電話線、光ケーブル、地中管路などを誤って切断するトラブル。
配線図や埋設情報の不確認
作業エリアの下見不足
事前に設備図面や通信会社の情報を共有
目視・非破壊検査による地中確認を行う
周辺住民や事業者への事前周知も忘れずに
強風・落雷・豪雨などにより、高所作業が危険となり機材が損傷する、工期が遅れるなどの事象。
天候予測の見落とし、作業判断の遅れ
作業前日の天気予報チェック+当日の現場判断を厳格に
天候急変時の中止基準をチームで共有し、早めの撤収体制を整備
電柱からの引き込み線が誤って接続され、逆相や停電が発生することがある。
配線色の誤認識、チェック不足
複数チーム間の情報共有ミス
作業前後の通電確認と機器チェックの徹底
チェックリストによるダブル確認
無線や掲示板を使った明確な指示系統の整備
工事による道路封鎖や騒音、停電などにより住民からのクレームやトラブル発生。
事前周知の不足、対応マナーの未徹底
工事前に近隣住民へチラシ配布や掲示物設置
問い合わせ窓口の明示と作業員の接遇教育
電気の外線工事は、「電力インフラを支える最後の砦」ともいえる重要な役割を担っています。その分、ひとつひとつの工程に高い安全意識と技術が求められます。
現場での事故防止、信頼される作業を実現するには、「備え・確認・共有」の徹底が何よりも大切です。
![]()